「やる気を出せ」は言ってもムダ
『やる気クエスト』には、主人公ジュンが仲間との冒険を通じて学ぶ「やる気の知識」がたくさん詰め込まれています。
そのエッセンスを「やる気ハック」として紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「やる気を出せ!」
他人に対して、そう思うことはありませんか?
『やる気クエスト』の主人公ジュンも、チームやパーティーメンバーのやる気のなさに辟易していました。
でも、もし彼らのやる気のなさが、本人の意思と無関係だとしたらどうでしょう。
彼らはやる気を「出さない」のではなくて、出したくても「出せない」のだとしたら?
やる気は無限にあるもの?
やる気なんてのは誰しもに無限に備わっていて、ただそれを本人が「出す」か「出さない」か。
多くの人が無意識に、やる気とはそういうものだと思っています。
しかしこれは、やる気に対する幻想です。
実は、やる気は有限なのです。
やる気は自由に出せない
ドリンクサーバーのタンクの中の飲み物のように総量には限りがあって、それが自分というコップの中に注がれる。
それが「やる気が出ている」状態です。
タンクの中からやる気をコップに注ぐことは、本人の意思で自由にできるものでもありません。
本人の意志とは無関係に、ある条件に基づいて管理されています。
たとえばやる気がまだタンクに残っていたとしても、条件に合致したタイミングでなければ注がれませんし、
あるいは、タンクの中のやる気が枯渇して本当に「出せない」ときもあります。
いずれにしても、やる気がない人は本人の意思でそうしているわけではないということです。
だから、そんな人に対して「やる気を出せ」と言ってもムダなんですよね。
他人に対してのみならず「なぜ自分はやる気がないんだろう」と自分を責めてしまいがちな人もいると思います。
でもそれも決して、自分の意志が弱いからではないのです。
それでも、やる気を出したい!
じゃあどうしようもないのかというと、そうでもありません。
ある条件に基づいてやる気が管理されているなら、その条件を知ることで対策ができます。
まずは、「やる気は有限であり、出すか出さないかは本人の意思とは無関係」と理解すること。
それがやる気を出す方法の第1歩になります。
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